紅型六通帯 琉球手毬に団扇

古典柄をアレンジした柄です。

古典の雰囲気を崩さないように手毬や団扇の中には、沖縄をぎゅっと詰め込んでみました。

琉球舞踊に使われる花笠、ハイビスカス に爬竜船。

団扇の中には、在りし日の首里城の姿も。

 

高校時代は首里城から程近い場所にある高校で紅型や首里織を学んでいました。

 

この帯をデザインして2ヶ月後、まさか焼失してしまうとは思ってもいない事で、とても衝撃的でした。

 

この帯をデザインした時は、こども達に沖縄の文化を胸に刻んでほしいと思って制作していました。

 

首里城は焼失してしまったけれど、復興に向けてまた動きだした今。

幸いな事に、沖縄の文化、魂、沖縄が残してきた自然、風土、郷土芸能、工芸などはいまだ、次世代を受け継ぐ子ども達に伝えていく事ができます。

私は紅型を通して伝えていけたらと思います。

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